オペラント技法とは
- オペラントとは、自発行動のことをいいます。自発行動とはパヴロフの犬の唾液分泌のような誘発行動と違って、生活体(子どもさん)が自発的に環境に働きかける行動をいいます。発達障害児、特に自閉症児には、自分から環境に働きかけるというオペラント行動が極めて少ないのです。
- そこで、誘発行動としてのアテンションが欠けている場合には、先ずはアテンションを形成し、次いでオペラント行動の形成に向います。アテンションというのは、単なる誘発行動ではなく、環境の中から一つの刺激を選び出すと言う意味ではオペラント行動でさえあるのです。
- オペラント行動は、反応に強化子を伴わせるという強化随伴性によって維持されますが、反応と強化が続くと、反応の直前にあった刺激の下ではその反応が生じ易くなります。
- 例えば、ベットにお母さんの顔が現れて、赤ちゃんが「マママ」と発声し、あやしてもらえることが続くと、お母さんの顔が現れたときには、「マママ」の発声頻度が高まることになるのです。
- この場合、お母さんの顔が先行刺激、赤ちゃんの発声が反応、あやしてもらえることが反応の帰結(後続刺激)です。
- 課題学習というのは、単に後続刺激による制御だけでなく、先行刺激による制御も援用して、効率よく行動を形成しようとする方法です。